京焼きとは?

学術的な難しいことは解りませんが、私は技術と感性そして、品格とお答えします。

千年の都、文化の都であった京都で育まれてきた、これが一番の特徴です。

使い手は都の貴人、文化人たちでした。
その高い鑑識眼にさらされることで、感性と技術は洗練を極めました。

また、原料にあまり恵まれていない土地柄ということも重要で、
京料理の歩みにも共通します。

しかし、都という特権で、全国から最高の材料また良い職人を集め、使い手のあらゆる要望に応えてきました。

そのため、京焼は、多彩にもなりました。

もうひとつ、日本の食事は、食器を手に持っていただきます。

このことも、特徴の一つで、「持ち心地」にもこだわることになります。

そんな京焼の“うつわ”たちを、是非一度手に持って頂きたいと思います。

京都祇園新橋 うつわ屋「佐野」 店主 佐野 公美